2018.4.1|アシスタント日記(狩野)

前提。仕事としての撮影、作品としての撮影。ただ撮るだけでなく、その先の完成物がどのようなかたちになるのか、事前にわかっている場合の撮影。

そんな時、撮影者はどんなことを考えながら写真を撮っているのでしょう。

今日は出張同行ということで、青山さんと一緒に静岡まで行ってきました。

現地に着くとぞろぞろと、撮る対象である少女たちが多く集まってきました。実のところ私は、元気良くはしゃぐ子供たちがあまり得意ではなく戸惑ってしまうことが多いです(一緒になって「うえ〜い!」ってやれないタイプ)。しかし、青山さんは「こっちだよ〜!」とうまく少女たちを誘導しており、その姿はまるで学校の先生のようでした(そこはアシスタントの私が誘導しろよ! って話ですが……反省)。

撮影中も少女たちは本当に元気が良く、自ら率先してポーズを撮るほとです。今時の子は、こんなにノリがいいのか!? 昔の私がこの中に混ざったら、絶対一人でぽつーんと浮くやつじゃん!!! と思いながらも、自然と笑みがこぼれる和やかな現場となりました。

そんな怒涛の撮影後に、青山さんから撮影中に考えていたことを聞かせていただいたのですが、「あの子かわいいなぁ。いや〜、目がいいなぁ。ずっと見ていたいな。でも、ずっと見ていたら、『私のことを見ている気持ち悪い人がいる!』なんて思われそうだな」と思いつつ、ちらちら見る、「好きな女の子のことをちらちら見て、しまいにはちょっかい出して、いじわるして逆に嫌われる男子中学生」みたいな心境になっていた自分のことを深く恥じるほど、ためになる考えでした。

「撮ったあと」のことを考えながら「どう撮ればいいか」を実践していた青山さん。それとは対象的に心境が男子中学生になっていた私。ダメ人間すぎる……。

もちろん、「撮ったあとのことなんて考えず、ただ撮るんだ!」という考えもありだと思いますが、「完成物から逆算して撮る」という考えは今までの自分にはありませんでした。くぅ〜。まだまだだな、自分! 頑張れよ!

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東京・早稲田にあるユカイハンズ・ギャラリーと、出版レーベル・ユカイハンズパブリッシングの公式ツイッターです。主催:青山裕企
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