2018.3.21|アシスタント日記(狩野)
夜行バスに揺られること14時間弱。着いた先は、未知の土地・道後温泉。初、愛媛である。
今回は青山さんの出張同行ということで、この地に来た。今までも何度か同行しているのだが、旅好きな私としては自分が行ったことのない土地に行けることはとてもテンションが上がるし、わくわくする。まだまだ夜行バスでどこだって行ける自分である。
道後温泉駅にはスターバックスが一体化している。なんとも趣のある佇まいだ。そこで撮影の目的である祭りが始まるまで青山さんと待機する。ここは愛媛で、道後温泉で、スタバで、いつもとは違う待ち時間。ただ待っているだけでもわくわくする。
何度か街中を下見に行き、祭りの様子を伺う。その途中で目的である女みこしを発見する。急いで青山さんに報告し、いよいよ撮影開始である。私は以前も祭り撮影に同行しており、その時の反省を生かすという意味でも、今回はミスしないようにしっかりと取り組むよう心がけた。
大きなミスはしなかったものの、前回とは違う視点からのフィードバックを青山さんからいただき、自分に足りていないものを認識させられた。青山さんは、写真のことでも写真以外のことでも、しっかりと話し合ってくださるとても大きな貴重な存在である。自分の至らなさをもっともっと改善して、よりよい自分になろうと意識を改めた。
時々小雨に降られながらも、撮影に影響するほどではなかったのが幸いだった。さすが、晴れ男の青山さんである。祭り撮影を無事に終え、青山さんと私はおのおの帰途に着く。帰りも夜行バス。今はまっている『ブレイキング・バッド』を観ながら、初めての愛媛を後にした。